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◆糖尿病とは?
生活習慣の欧米化に伴い、わが国では700万人が糖尿病に罹患していると言われています。更に糖尿病予備軍は1500万人以上と考えられ、まさに「ありふれた病気」となってきました。糖尿病は「尿に糖が出る」ことが問題ではなく、糖尿病からくる合併症(以下)が原因で「生活の質が低下」したり、場合によっては「命を縮めてしまう」ことが問題なのです。つまり糖尿病は「老化が加速する病気」です。現代人の糖尿病の大部分はインスリン(血糖を下げるホルモン)の効きが悪くなる病態「インスリン抵抗性」からくるとされ、いかにインスリン抵抗性を改善していくのかが治療のポイントとなります。

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【コントロールの基準は?】
糖尿病のコントロールの指標としてHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー、エーワンシー、グリコヘモグロビン)が良く使われます。これは血液中に余った糖がヘモグロビン蛋白につき(糖化)、ヘモグロビンとして機能しなくなった「老化蛋白」です。これが多いか少ないかで糖尿病のコントロールの指標としています。老化蛋白ですから少ない方が良いのであって6.5%以下を目指しましょう(正常は4.3−5.8%)。また通常通り食事をして食後2時間値170未満も基準にしたいところです。

指標:HbA1c≦6.5%、空腹時血糖値<120、食後2時間血糖値<170

【糖尿病では体がさびる!?】
糖尿病では糖化蛋白によっても細胞への酸化ストレス(体がさびる!)が増大します。糖尿病における高血糖状態は生体内の種々の蛋白に糖がつき(糖化(グリケーション))その結果生じた糖化蛋白(老化蛋白)は、さらに最終糖化反応生成物であるAGE(advanced glycation endproducts)となります。その過程で悪玉のフリーラジカルである活性酸素が産生され酸化ストレスも増加します。AGEは生体内のさまざまな生理活性物質に影響を与え、糖尿病性合併症の発症や進展(血管障害、腎障害、心筋障害)に深く関わっています。

【糖尿病の人は高血圧を合併しやすい?】
糖尿病の人は血圧が高くなりやすいといわれています。糖尿病の人の約50%が高血圧をあわせもっており、糖尿病でない人の倍の頻度になります。糖尿病の人は一般的にインスリンの効きが悪いため「高インスリン血症」となっております。インスリンは血糖を下げるホルモンですが、それ以外に塩分を体内に蓄えたり、交感神経を亢進させたりする作用もあわせ持っていて、結果的に血圧を上げることにつながります。また慢性期では腎障害が進行し、腎障害のために、血圧が高くなります。

【糖尿病の人は高脂血症になりやすい?】
糖尿病のひとは高脂血症になりやすいといわれています。その高脂血症は二次性高脂血症とも呼ばれています。それは糖尿病の本体である「インスリン抵抗性」により脂質代謝が悪化することと、内臓脂肪(これもインスリン抵抗性からくる)から肝臓に遊離脂肪酸と糖の流入が増え、それを材料に中性脂肪の合成が増加するからです。中性脂肪が増えると,結果的にHDL(善玉)コレステロールは減ってしまいます。また、血糖値が高いとLDL(悪玉)コレステロールが酸化されやすくなり、動脈硬化の危険因子である酸化LDLが増加します。

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